さくっと!資格情報〜福祉の資格③〜

出典元:ライオン企画刊『人を笑顔にする仕事BOOK』(2021年)より


高齢者や障害者など日常生活に支障のある人を介護し、その家族の指導もおこなう。


●仕事の内容

身体上あるいは精神上の障害があることにより、日常生活を営むのに支障のある人に対し、社会福祉施設や在宅で入浴や食事、排泄、歩行などの介助などをおこない、本人や家族に対して介護に関するアドバイスをしたり、精神面での支えになったりすることが主な仕事です。健康面の管理だけでなく、本人の生きがいを見出すための糸口にもなります。施設の介護職員の場合、24時間体制で、3~4交替制勤務が一般的です。


●活躍の場

高齢化に伴って、介護を必要とする人がどんどん増え、福祉に対するニーズも多様化してきました。また介護保険制度の施行により、より質の高い介護サービスが求められるようになってきています。そのため、あらゆる介護サービスを熟知した介護福祉士の存在が注目されており、活躍の場はますます広がっています。老人福祉施設や身体障害者更生援護施設などの社会福祉施設、居宅サービス事業所などが主な職場です。


●資格の取り方

介護福祉士でも、つまった痰の吸引や胃ろう(胃に直接栄養を流し込む医療行為)などがおこなえるようにするため、2011年秋、法律が一部改正されました。これに伴い、養成施設での教育内容が一部変更されるとともに、養成施設卒業者も2023年3月卒業生から国家試験の受験・合格が義務化されます。また、2017年度〜2021年度は制度の移行期間となり、この期間の卒業生が無試験で得られる介護福祉士資格は「5年限り有効」という条件付きです。


介護福祉士をめざす人をサポートする奨学金制度

介護分野での就職をめざしている人は、養成施設に在学中、各都道府県の「介護福祉士等修学資金貸付制度」を利用できます。貸付限度額は、月額5万円、入学準備金20万円(初回)、就職準備金20万円(最終回)。卒業後1年以内より、貸付を受けた区域で介護業務に5年以上従事すると、返還は免除されるため、本気で介護福祉士をめざす人にうれしい制度です。


今回は介護福祉士の紹介でした。次回は保育士について配信します。


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関西16女子大学合同進学説明会

主催:近畿地区私立女子大学入試広報懇談会

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