さくっと!資格情報〜子どもの資格①〜

出典元:ライオン企画刊『人を笑顔にする仕事BOOK』(2021年)より


0歳から小学校就学前までの子どもの世話と保護者を支えるプロフェッショナル。


●仕事の内容

保育士は、専門的知識・技術をもって、児童の保育および児童の保護者に対して保育に関する指導をおこなうのが主な仕事です。かつては「保母」「保父」とも呼ばれていました。保育士には、画一的な指導ではなく、子どもや保護者一人ひとりの状況をしっかり把握し、柔軟に対応する能力が必要になります。最近では、育児に不安をもつ親へのアドバイスや子育て支援ネットワークづくりなども重要な仕事になっています。


●活躍の場

主な職場となる保育所(幼保連携型認定こども園を含む)は、近年増加中で、全国2万7千以上存在します。増加の背景には、保育所と幼稚園が一体化した「幼保連携型認定こども園」の急増があります(2019年4月1日現在、5,137か所。出所:内閣府子ども・子育て本部)。認定こども園で3〜5歳児を担当するには、保育士資格と幼稚園教諭免許の併有が望ましいとされています。乳児院、児童厚生施設、母子生活支援施設、児童養護施設、児童家庭支援センターなども活躍の場です。


●資格の取り方

厚生労働大臣が指定する保育士養成所、大学・短期大学の保育士課程で定められた単位を修得すれば、卒業と同時に無試験で保育士の資格を取得することができます。そのほか、一般の大学・短期大学などで規定の単位を取得後に各都道府県が実施する保育士試験を受験・合格して資格を得る道もあります。ただし、いずれの場合も働きたい各都道府県に保育士登録をおこなってからでないと、保育士として働くことはできません。


保育所と幼稚園、どう違う?

保育所や「保育士」資格は厚生労働省、幼稚園や「幼稚園教諭」免許は文部科学省の管轄です。保育所は、0~5歳児を預かる施設で、家庭だけで子育てするのが難しい場合に受け入れをおこなっています。一方、幼稚園では、3~5歳児に幼児教育を提供します。なお、最近では、幼児教育・保育を一体的におこなう、認定こども園が増えてきています。


今回は保育士の紹介でした。次回は幼稚園教諭について配信します。

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