さくっと!資格情報〜子どもの資格②〜

出典元:ライオン企画刊『人を笑顔にする仕事BOOK』(2021年)より


幼稚園において、満3歳から就学前の幼児を対象に保育や教育をおこなう専門家。


●仕事の内容

満3歳から小学校就学前までの幼児を対象に、幼稚園において発達段階に応じた保育や教育をおこないます。低年齢の園児に対しては、初めての集団生活に慣れさせることが第一の目的。一緒に遊びながら、食事や排泄の世話が中心になります。年齢が上がるにつれ、お絵かきやお遊戯などが加わります。この時期は心身の発達が著しく、人格のベースを築く大切な時期であるため、幼稚園教諭の責任は重大です。


●活躍の場

幼稚園教諭の活躍の場は、国公立・私立の幼稚園です。園児の在園時間は標準で4時間程度。午前9時頃から午後1時30分頃までの間、カリキュラムに沿って園児たちを教育・保育していきます。園児の降園後は一人ひとりの成長の記録をつけたり、翌日の準備などをおこないます。少子化の影響で幼稚園在園者数は年々減少していますが、幼稚園の入園率は約6割。高学歴志向が高まるなか、幼稚園教諭の需要は安定しているといえます。


●資格の取り方

教員の免許状には、普通免許状、特別免許状、臨時免許状があり、一般的なのは普通免許状です。普通免許状には専修免許状、一種免許状、二種免許状があります。必要な単位を修得し、大学院修士課程を卒業すれば専修免許状が、大学で必要な単位を修得し、卒業すれば一種免許状が、短期大学で必要な単位を修得し、卒業すれば二種免許状が得られます。また各免許状を取得した後、上級の免許状をめざすことも可能です。


幼稚園教諭といっしょに取れる、「子ども」の資格

4年制大学では、学科やコースにより、「幼稚園教諭一種」と「保育士」、「幼稚園教諭一種」と「小学校教諭一種」の組み合わせで取得できるのが一般的です。「幼稚園教諭二種」と「保育士」を同時取得できる短期大学も多くあります。「保育士」「幼稚園教諭」「小学校教諭」の3つを取れる大学もありますが、当然、勉強量は増えるので、覚悟が必要です。


今回は幼稚園教諭の紹介でした。次回は小学校教諭、特別支援学校教諭について配信します。

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