さくっと!資格情報〜心理の資格②〜
出典元:ライオン企画刊『人を笑顔にする仕事BOOK』(2021年)より
臨床的な心理技法を駆使して、ココロの悩みを解決するエキスパート。
臨床心理士は、学校や医療・福祉の現場などで、「心の問題」を抱える人たちの相談に応じ、助言や指導をおこないます。カウンセリングでは、相談者の性格やストレスの状態、認知機能などを知るため、心理テストをおこなうほか、精神分析や箱庭療法、芸術療法など、さまざまな臨床心理学的技法を用いることも特徴です。また、医師と連携・協力することも多い仕事です。資格取得の一般的なルートは、大学卒業後に日本臨床心理士資格認定協会の指定大学院(1種)を修了したうえで、資格審査(筆記試験、口述面接試験)に合格することです。なお、合格後も5年ごとに資格を更新する必要があります。
心理学の基礎を修得した人に与えられる、認定資格。
心理学の専門家として仕事をするために必要最小限の基礎学力と技能を大学で修得している、と日本心理学会が認めた人のこと。この資格をもった人だけができる独占業務はありませんが、有資格者はカウンセラーなど心理学関係の就職に有利です。心理系の大学・大学院において、日本心理学会が定める科目を履修し、必要単位を修得すれば、卒業見込みの学年度に認定申請をおこなうことができます。
企業で働く人のココロの悩みを解決する。
仕事や人間関係など、職場での悩みを聞き、相談者に助言したり、よりよい労働環境づくりを企業に促したりします。職場でのメンタルヘルスという点では、臨床心理士と同じですが、組織の問題により精通していることが大切です。資格を取得するには、日本産業カウンセラー協会が実施する「産業カウンセラー養成講座」を修了したうえで、資格試験に合格しなければなりません。講座には、通算104時間の面接実習なども含まれます。
学生を対象とした協会認定資格。
ピアヘルパー(Peer Helper)は直訳すれば仲間を助ける人という意。青年や学生なら誰でも遭遇する問題の相談相手になったり、ピアグループ(たとえば各種サークルなど)の世話役をつとめたりします。
健康への取り組みに心理学を応用。
人々の健康を向上させてよりよい暮らしができるようにサポートします。患者さんの精神的な部分のケアや高齢者の健康指導をおこなう医療分野をはじめ、企業・教育分野などが活躍の場となります。
植物を育てる喜びを生きがいに。
園芸を通じて高齢者や障害者の機能回復や症状の改善を援助したり、人々の不安や緊張の緩和を促進したりします。学校法人や協会(団体)などが独自の規定に基づいて認定書を発行しています。
音楽で、ココロの健康を取り戻す。
音楽を通して、心身の健康回復を図るのが音楽療法士です。音楽療法は、日本音楽療法学会や全国音楽療法士養成協議会などの認定校で学べます。資格は、団体ごとに内容・認定基準が異なります。
今回は様々な心理の資格を紹介しました。次回は看護士について配信します。
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