保護者のための進学情報 〜進学の基礎知識〜

出典元:ライオン企画刊『保護者のための大学進学ガイド2021』より


入試のしくみ

今はほぼ1年中、入試が行われている時代です。 複雑多様化する入試制度は、受験のプロでも分かりにくいものです。 今回は、私立大学の現在の入試のしくみを整理してみましょう。


多様化する私立大学の入試制度

 私立大学の入試制度は、一般入試一つをとりあげても極めて多様です。同じ大学の同じ学部を別日程で2度、3度受験できますし、受験科目も3教科の場合や4教科または2教科など、さまざまです。また、配点方法も高得点の科目を2倍にするなど大変複雑で、どれが最適なのかを判断することは非常に難しくなっています。しかし、基本はあくまでも一般入試の3教科型。文系なら英語・国語・社会or数学、理系なら英語・数学・理科となります。多様化する入試制度に振り回されることなく、基本はきっちりおさえて受験にのぞみましょう。


試験日自由選択制

 同一学部・学科で複数の試験日を用意し、受験生が都合のよい日を選んで受験できる制度です。一般入試は1月下旬から2月中旬がピークになりますが、複数の大学を併願すると、当然、試験日が重複するリスクが生じます。これを解消するために考えられた制度で、受験チャンスを拡大することができるわけです。また、近年、有力総合私立大学で導入が目立ってきたのが「全学部統一入試」です。その大学の全学部が共通の入試問題で、同一日に一斉に実施する入試です。学部ごとの入試とは別の日に行われるため、両方を併願することができ人気を集めています。


地方試験会場導入の大学が増加

 「地方試験」とは、キャンパスの所在地以外の場所で入試を行うもので、都市型の大学が地方の中核都市で実施したり、逆に地方大学が都市部で実施するケースが一般的です。受験生にとっては地元近くで受験することで、交通費や宿泊費などの経済的負担が軽減されますし、慣れない土地で受験するストレスからも解放されるなど、さまざまなメリットがあります。


学校推薦型選抜

私立大学の学校推薦型選抜は種類も多く、選考方法もそれぞれに異なります。


総合選抜型

各大学が教育理念や求める学生像を掲げた「アドミッション・ポリシー」を提示し、受験生はその内容を理解したうえで選考プロセスに参加します。高校からの推薦が必要ないため、条件を満たせば誰でも出願でき、志望校に直接熱意をアピールすることができます。


一般選抜

学校推薦型選抜と同様、一般選抜にもさまざまな選考方法があります。代表的なものは、同一学部・学科で複数の入試方法を設定するもの。たとえば「3科目型」「2科目型」「共通テスト利用」といったパターンが代表的です。この入試の最大の特徴は、受験生が自分の得意な方式を選べること。しかも、方式ごとに日程が異なっているため、各方式に出願できる場合は、受験機会が増えることになります。


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