さくっと!資格情報〜栄養の資格①〜

出典元:ライオン企画刊『人を笑顔にする仕事BOOK』(2021年)より


栄養指導を通じて人々の健康を管理し、

病気の予防や改善を図る“栄養”の専門家。


●仕事の内容

がんや循環器病、糖尿病など生活習慣病の増加により、食生活のあり方が見直されるなか、栄養指導のプロフェッショナルとして注目を集めているのが、管理栄養士・栄養士です。栄養士は、献立づくりや栄養指導、栄養相談などが主な仕事の柱になりますが、学校で子どもたちに栄養やマナーの指導などもおこないます。また管理栄養士は、治療食を医療の一環として考え、チーム医療のなかでの栄養指導をはじめ、労務管理や経営管理指導などもおこないます。


●活躍の場

病院、保健センター、学校、福祉施設などでの栄養指導をはじめ、最近ではスポーツクラブで会員のためにおこなわれる運動と栄養の指導、スポーツ選手の栄養管理などもおこないます。また、食品メーカーの製品開発や外食産業のメニュー開発などに携わったり、コンビニ弁当の開発・研究に参加したりするなど、さまざまな場面で管理栄養士・栄養士の知識と技術が求められています。健康志向が強まるなか、今後もニーズは広がり続けるでしょう。


●資格の取り方

栄養士免許は、厚生労働大臣指定の養成校を卒業すれば無試験で取得できますが、管理栄養士になるには、国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、4年制大学で管理栄養士養成課程を修了し栄養士の免許を受けた人、または栄養士養成課程を卒業して栄養士免許を受けた後、定められた期間の実務経験がある人です。国家試験の合格率は、50%未満の年がほとんどですが、管理栄養士養成課程の新卒者に限ると90%を超える年もあります。


栄養士と管理栄養士、どう違う?

栄養士・管理栄養士ともに、栄養指導や給食の献立作成をおこなうなど、業務自体に明確な違いはありません。しかし、資格取得の難しさに大きな差があることからもわかるとおり、管理栄養士はより高度な専門知識をもっています。そのため、管理栄養士のサービスは、診療報酬の対象になったり、栄養士より多くの介護報酬が加算されたりします。


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