役立つ!大学の学び 〜大学で身につける力〜
出典元:ライオン企画刊『大学研究マッチングブック』(2021年)より
大学で身につける「学ぶ力」とは、
社会人として「学び続ける力」
社会が求める人材ってどんな人?
企業の新卒採用で、人事担当者からよくいわれるものに「学校歴より学習歴を重視する」というフレーズがある。「どの大学で学んだか」よりも、「なにを学習してきたか」という点が重視されるということだ。これがいまの「学歴」に対するひとつの考え方だ。では企業が求める人材って、どんな人なのだろうか?
一般的には「基本的な礼儀やマナーが身についている人」「チームプレーのできる人」「失敗を恐れない姿勢」「問題解決能力」「指示を待たずに行える人」「コミュニケーション能力」など、さまざまなポイントがあげられる。
こういった能力を学生はどうやって身につけていくのか。それは大学の学びを広く深く体験していくなかで、自然に育まれていくものだと考えていいだろう。大学には少人数によるグループワークの授業も少なくない。そのなかで他者との協調性を養いながら、向上心をもち、創造的な問題解決のしかた、判断力を身につけること。その成果は、在学中の充実した学びの深さにそのまま比例するはずだ。
さらに近年は、これまでのように社内教育を行えるだけの余裕はなくなり、大学卒業者に即戦力を求める傾向が強まっている。このような背景から、いま「社会人基礎力」がクローズアップされている。「社会人基礎力」とは、経済産業省が提唱したもので、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力(上記ポイント参照)がそれにあたるとされている。
卒業後も学び続ける姿勢が大切
大学での学びは、目的意識をもち、とことん体験した人にこそ、社会に出たときにその真価を発揮する。 社会が求める能力は、大学生活のなかで、かならず身につけることが可能だ。だけど、大学で身につけた能力を、その後の長い人生のなかで活かし続けていくためには、継続的な「学び」が欠かせないことはいうまでもない。その学びのスタイルを自身の体のなかにしっかりと定着させること。それこそが大学時代にやっておくべきことなのかもしれない。
大学という場所は、学びを通して人間としての軸、人間力のベースを養うところと考えて、自分にどんな学びがふさわしいのか、入学前に一度じっくりとイメージしてみることをおススメしたい。
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