17JOSHI☆COLLEGE 大学に行く理由 〜「学ぶ」とは?〜(2)

出典元:ライオン企画刊『大学研究マッチングブック』(2017年)より


大学が、本来どういう場所か、考えてみよう

大学がどういう場所か理解していなかったら、大学に行く意味も見出せない。「学ぶ」とは、なんなのか、なにを学ぶのか、「学ぶ」となにが身につくのか、よく考えてみよう。


「社会を知る」手がかりとなる

「専門知」を身につける

 先の「自分探し」とは、言い換えれば、社会の仕組み・動きを理解できるようになる、ということである。しかし、どんな人でも、まったく白紙の状態から、それを理解できるようになることはできない。  だから最初は、なにかの力を借りることがどうしても必要である。その「なにか」が「大学」という場所なのである。  大学の専門教育とは、本来は「専門職」を育成するための教育活動である。たとえば、法学部で養成できる専門職とはなにか、を考えると、弁護士や裁判官、検察官といった法曹関係のプロフェッションがあげられる。だが、現実的には法学部出身者がすべてプロになるのは不可能であり、4年間の大学教育では、卒業後すぐに専門職として活躍できる人材を育成していない。これは、ほかの学部でも当てはまるところだ。  それでは、大学でなにを身につけることができるのだろうか。大学での学びは、その後も継続的に学び続けることによって、その道のプロフェッションとなり得るための「ベース」を身につけることを目標としている。これを「専門知」と呼んでいる。専門知とは、言い換えれば、「その分野特有のものの見方や考え方」のことである。  そのような「専門知」を身につけると、それを手がかりに現代社会を読み解くことができるようになる。それが大学で学ぶべき「学ぶ力」なのだ。  しかしそのためには、まずその専門科目を学んでいくだけの基礎となる科目を学ぶ必要がある。だから大学では、すぐに専門科目を学べるようになっていないはず。1年次には語学や情報系科目、教養科目のほか、専門基礎科目を学び、2年次以降、徐々に専門教育にシフトしていくことになる。入学初年度に、高校の延長のような英語や情報処理、あるいは専門基礎科目を学ぶのは、それなりに意味があるわけだ。


「なぜ、大学に行くのか」

自分なりの答えをもつ

 人が人生において学ぶべきことは、決して大学だけで完結するものではない。しかし、大学生の期間ほど、人生においてもっとも自由に活動することができる時間はない。また、大学生にしかできないこともたくさんあり、人生の目標を見つけること、人間関係の基礎をつくることなど、社会に出る前にさまざまな“やるべき”ことがある。そういった、さまざまなやるべきことを実践する期間として大学に進学するということも、まちがいではない。  学ぶことは、その気さえあれば、どこでもいつでもできる。だからこそ、漠然と自由な時間を浪費するのではなく、大学のフリーな時間をなにに活用するのか、そして、なにを身につけるのかを明確にして、意識し続けることが必要不可欠である。  大学進学の意義は、本質的には学び、研究を通して学問を探究する場にあるといえる。しかし、その使い方は必ずしも一つではない。大学とは、「自主的に」自由に学び、活動するための場であるともいえる。だけど、これまで受け身な姿勢だった高校生にとっては、これまでとは180度ちがう大学という場所と時間を有効にフル活用することは簡単なことではない。  大学になぜ進学するのか、という問いに対しては、十人十色、多種多様な答えがあってよい。だが、これだけは忘れてはならないのは、明確な目的をもって進学し、その目的達成のために大学を利用することだ。もちろん、この目的は大学在学中に変化してもまったく問題はない。自分の本当の目的を見つけ出すということも、大学で学ぶ立派な目的の一つだからだ。「なぜ、大学に行くのか」という問いに、答えがひとつだけではなく、自分なりの答えをもっているということが重要なのだ。

今回はStep.2、Step3の紹介でした。次回は「就職のため」について配信します。


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