16JOSHI☆DATA 〜進学マネー Vol.1[進学費用](1)〜

出典元:ライオン企画刊『保護者のための大学進学ガイド2018』より


受験前にかかる費用

進学費を考えるとき、どうしても学費にばかり目を奪われがちですが、

予想外に出費がかさむのが「受験前にかかる費用」です。


 合格決定後はもちろんですが、受験前からさまざまな出費を覚悟しておく必要があります。予備校や塾などで行われる各種受験対策講座をはじめ、オープンキャンパスに参加すれば交通費や宿泊代などがかかります。

 日本政策金融公庫が実施した調査によれば、受験前にかかった費用は、子ども一人当たり大学34万円、短大32万5,000円、専門学校21万7,000円となっています。大学への進学希望者は、受験対策や複数受験する場合が多いため、出費もかなりの額になります。

 また、国公立・私立別では、国公立大学31万2,000円、私立文系33万4,000円、私立理系34万8,000円となっています。

 これらの費用を節約するためにはできる限り志望校を絞り込むことです。念入りな事前調査を行い、オープンキャンパスの日程を調べて短期集中で効率的に回れるよう、計画的にスケジュールを立てましょう。


 入試本番では、受験料と交通費、さらには宿泊費などがかかります。受験料はセンター試験が3教科以上で18,000円、2教科以下で12,000円、国公立大学2次試験が1万7,000円、私立大学推薦入試が約30,000円、一般入試が約35,000円、センター利用入試が約15,000円です。

 たとえば、国公立大学1校と私立大学一般2校、センター利用1校へ出願すると、受験料だけで10万円以上になります。また、私立大学推薦入試1校、一般入試5校だと、20万円以上の出費になります。これに交通費や宿泊費が加わることを考えると、やみくもに出願せず、じっくり志望校を絞り込んでから受験にのぞみたいものです。各学校の試験日程を調べ、どうすれば交通費や宿泊費を軽減できるかを検討してみましょう。ただし注意したいのは、過密スケジュールは避けること。ホテルでの宿泊など、慣れない環境での受験は予想以上に子どもへの負担が大きいことも認識しておきましょう。


 遠方の学校を受験する場合は、交通費や宿泊費も高額になります。そこで利用したいのが、地方試験です。地方試験には、本学で実施する試験日と同じ日程でほかの地区に試験会場を設けて行うものと、別の日に行うものがあります。後者は、本学での試験と併願することができるので、合格のチャンスが広がるというメリットがあります。最近では、国立大学でも地方試験を実施するところが出てきました。

 また、受験シーズンには、各旅行会社や宿泊施設などで受験生割引プランなども用意されています。これらのプランを積極的に活用し、ムリ・ムダのない受験を心がけたいものです。


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